『ムージル 思惟する感覚』
鎌田道生 編
内容
「ムージルにおける見ることと見られること」 水藤龍彦
「理念のための感覚の島がうまれる――『静かなヴェロニカの誘惑』の成立について」 赤司英一郎
「マッハの科学哲学とムージル」 早坂七緒
「『生体解剖氏』ならびに『カタコムベ』の対比構想――ムシルのニーチェ受容」 久山秀貞
「「カカーニエン」あるいはドナウ君主国――ムージルの「批評」について」 長谷川淳基
「ムージルにおける「合一」について――根源の喪失と根源の希求」 北島玲子
「終焉の小説、あるいは『特性のない男』のエッセイスムスについて」 鎌田道生
「可能性感覚の射程」 大川勇
ムージル年譜
索引